【海外】飛行機に乗るときの手続きは?チェックインから搭乗まで完全攻略!【成田空港編】

はじめての海外旅行。空港でどんな手続きをするのか知らないと不安ですよね。ただでさえ空港は広くて、どこで何していいの…なんて時間のロスをしていたら、旅に行く前に疲れてしまします。海外便は時間の余裕が大事です! 困らないように手続きの仕方をみていきましょう。

本記事は、成田国際空港からの搭乗がわかりやすように各ターミナルや階層の情報など載せていますが、基本どの国際空港でも手順や注意点は一緒なので参考にして頂ければと思います。

ということで、我が家の空港でのルーティーンも挟みながら解説します。

空港での主な流れと気をつけたいこと。空港に入る時間は?

空港は何時間前に行くのがいいの?

旅行の計画で、時間や観光場所など決めていかれるかと思いますが、空港も時間の管理が重要になってきます。まず、国際線ですと最低でも2時間前には空港に到着しているのが良いかと思います。特にお子様連れだと何かと手間があることを考えて、もうちょっと早くてもいいぐらいです。

(国内線はもっと手順が少ないので、1~1時間半前でも良いかと思いますが、子供連れは何が起きるか分からないので我が家はどこに行くにも2時間前には着くようにしています。)

とにかく余裕をもって空港へ行きましょう。出国手続き後の免税店でのショッピングや搭乗前に食事を計画しているときはその時間も考慮しましょう。もっと早く行って、空港ラウンジでゆっくりなんでのも素敵ですね。

 

パスポートを出しやすくしておこう!

手続き中は何度もパスポートを提示します。なのでパスポートは出しやすい場所にしまいましょう。ご家族や子供がいる時、一人がパスポート・eチケット・搭乗券の管理しているとスムーズかと思います。

ちなみにパスケースは着けない方が良いです。手続きのたびにはずさなくてはならないので、逆に手間が増え、ストレスになってしまいます。

 

空港に着いてから搭乗まで

次に空港入ってから飛行機に乗るまでの手順はこのようになっています。

出国までの流れ チェックインから搭乗

という流れです。とりあえずこの流れさえ抑えておけば、スムーズに搭乗口までいけるはずです。   では、順番にみていきましょう。

まずどこに行けば!?各ターミナルの出発ロビーを目指そう!

成田空港は3つのターミナルがありますが、第1、第2ターミナルはアライアンス(航空会社同士の提携グループ)ごとで設置されて、さらに第1では、南ウイング・北ウイングに分かれています。第3ターミナルは主にLCC(格安航空会社)の利用施設になっています。これはeチケットのターミナル番号をチェックして、利用するターミナルに向かって下さい。

まずは、この各ターミナルの出発ロビーを目指しましょう。

第1ターミナル→各ウイングへ→4Fが出発ロビー

 南ウイングスターアライアンス(ANA、ユナイテッド航空、ルフトハンザ、シンガポール航空など)

 北ウイングスカイチーム(デルタ航空、エールフランス、大韓航空など)

第2ターミナル→3Fが出発ロビー

 ワンワールド(JAL、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイなど)

第3ターミナル→2Fが出発ロビー

 LCC(ジェットスター、バニラエア、スプリングジャパン、ピーチなど)

上階が出発ロビーで、電車か高速バスか車で向かって1階から各フロアに上がって出発ロビーでチェックインと保安検査→1つ降りて関税と出国審査してそのフロアで搭乗ゲートへ行くみたいな流れが第1ターミナル。第2ターミナルは3Fで全部完結できて、第3ターミナルは、1つ上がって関税と出国審査という感じですね。

では、次からいよいよ出国するための手続きをみていきます。

搭乗手続き①「チェックイン」

利用する航空会社のチェックインカウンターを見つけます。そこに機械が何台か置いてありますが、この自動チェックイン機でチェックインをします。eチケットの控えとパスポートを準備しておきましょう。

eチケット予約番号を入れるとチェックインが完了と、簡単。今は何でも自動化されていて戸惑うかもしれませんが、各社スタッフさんが待機しているので案内にしたがって下さい。

手続きが終わったら、搭乗券(ボーディングパス)が発券されます。これは到着まで大事に持っておいてください。パスポートとセットにしておくと良いです。

次に、スーツケースなどの機内に持ち込まない荷物を預けます。こちらは基準のサイズ・重さ・個数は航空会社とクラスによって異なります。重量超過は追加料金がかかります。詳しくは各航空会社をチェックしてみて下さい。

スーツケースなどの預け荷物もX線にかけられますので、下記のものは入れないようにしましょう。(預けない手荷物も同様です。)

爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、有害物質などの「危険物」は、機内持ち込み手荷物に入れることも、預け手荷物に入れることも禁止されています。
例えば、カセットこんろ用のガスボンベやキャンプ用ガス、スプレー缶は、内部に高圧ガスや引火性のガスを蓄えていて万一のトラブル時に爆発するおそれがあるため、機内持ち込み手荷物、預け手荷物のどちらにも入れてはいけません。漂白剤や強力カビとり剤などの酸化性物質、殺虫剤や農薬などの毒物、そして自動車用など電解液を用いる液体バッテリーは、万一漏れてしまった場合に、強い臭いや毒性、腐食性などが機内環境に重大な影響を与えるため、これも機内持ち込み手荷物、預け手荷物のどちらにも入れてはいけません。

政府広報オンラインよりhttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/201412/4.html#section1

X線検査で何か危険物が見つかれば日本の国際空港では呼ばれて中を開けますが、テロ対策が厳しいアメリカ(グアムやハワイなど全土を含む)では鍵をこじ開けられます。(義務として鍵を破壊して中身をチェックし、そのまま帰ってきます。)

例え危険物を持っていなくてもなんらかの疑いで開けられることもあるかもしれませんので、スーツケースの鍵は開けたままにしておきます。

鍵をかけないのに抵抗がある方は、スーツケースベルトをするか、TSAロックの付いたスーツケースが良いです。

TSAロックとは 米国連邦航空省運送保安局(TSA)によって認可されたロックです。このロックは空港の検査時に何かあるとTSA職人が特殊な機械でロックを解除することができます。ですので、鍵を壊される心配なくロックをかけられ、何かに引っかかって中身を開けたとしても、問題なしと判断されればロックをかけておいてくれます。

荷物を預けたら、手荷物引換証をもらいます。こちらは手続き中提示は無いのですが、荷物を受け取る時の確認になるので、大切にしまっておきましょう。

海外旅行で必須のWi-Fiルーターを借りに行こう!

これはチェックインの前でも後でもどっちでもいいのですが、これがないと海外でスマホが使えないので、我が家では前もって予約をして空港で借りて持っていきます。会社によって当日借りることもできますが、予約をしておくと安心です。これは会社によるので調べておきましょう。

借りる場所は各ターミナルの出発ロビーにあり、帰りは到着ロビーで返却します。

搭乗手続き②「保安検査(セキュリティーチェック)」

入り口で搭乗券のみ見せるので、準備しましょう。

危険物持ち込み防止のため、手荷物とボディーチェックをします。混んでいたり子供が一緒だと多少時間がかかりますが、日本の空港では割とスムーズに事なき終えるので心配しなくても大丈夫です。

搭乗券をみせたらまず、バッグ類はトレーに一つ一つ乗せ、身につけている物・ポケットに入っている物全てトレーに乗せていきます。なので、お財布、スマホ、カメラや金属類(金具付きベルト)、上着類、子供が持っている物もトレーに乗せてX線検査を受けます。荷物は極力まとめておくとスムーズですが、多くてもトレーはいくつも使って大丈夫なので焦らずいきましょう。

荷物を検査してる間に、人は金属探知機のゲートをくぐります。ここで警報が鳴ってしまうと、係員からボディーチェックを受けます。

ちなみに赤ちゃんは、ベビーカーに乗ったままゲートをくぐることは可能なので、我が家ではいつもベビーカーごと金属探知機をくぐりますが、ベビーカーのチェックや乗っている子供のボディーチェックは入ります。そこは協力しましょう。

セキュリティチェックで没収対象となるものは?

先ほどの危険物以外にも下記のものは持ち込みできないので、その場で破棄となります。

・凶器になりうる物

はさみ、ナイフ類、先の尖った物、バット類、ゴルフクラブなど

※子供用に重宝するキッチンバサミはスーツケースなどの預け荷物にしまっておけば持って行くことができました。使うからといって手荷物に入れてしまわないように注意しましょう。

・100ml以上の液体物

化粧水、クリーム、歯磨き粉、日焼け止めなどの液体を含むジェル状のもの全てが対象です。小分けまとめて100ml以下なら機内に持ち込めます。100ml以上の飲食物もだめです(ゼリーやヨーグルトなど)。ペットボトルもその場で破棄となります。これらを機内に持ち込みたい時は、出国後エリアの免税店や物販店で購入しましょう。出国手続き終了後の購入品は、機内に持ち込みOKとなっています。

赤ちゃんの物はどうしたらいいの?

機内で使うミルクやお湯や処方された軟膏など、たとえ100ml超えたとしても赤ちゃんケア用品は没収の対象にならないので安心してください。持病のある方の医薬品も同じです。

搭乗手続き③「関税申告」

腕時計やバックなどの外国製品を持ち出す場合や100万円相当の現金を持っていく方は申告が必要になります。これを忘れてしまうと、帰国時に海外からのお土産とみなされ、課税の対象になってしまうので持って行かれる方は気をつけて下さい。

搭乗手続き④「出国審査」

ここを終えたらいよいよ出国手続き完了です。パスポートと搭乗券を準備します。

出国審査のゲートがあるので並んで、順番がきたら審査員さんの支持に従って下さい。ここで難しい質問をされることは無いです。パスポートの顔をチェックするので、帽子やサングラスははずしましょう。

免税店やレストランでお買い物やお食事を楽しもう!

出国審査ゲートを通過したら、ここからは手続きを終えた人だけが利用できるエリアとなっていて、免税店・物販店・レストランが並んでいます。特に、第1ターミナルでは2018年に拡大していた新規店舗が完成し、お買い物や食事が充実しています。ここでしか買えない物もあるので、出発前に覗いてみるのもいいですね。

我が家ではフライト前に食事をしていくことが多いですが、(LCCでは出ませんが)飛行機に搭乗後、だいたい1~1時間半後には楽しみの一つである機内食が出ることが多いはずです。食事には調節も必要ですね。

第1と第2は展望デッキがあるので、飛行機を見に行くのもおすすめです。くれぐれも搭乗時間には気をつけましょう。

搭乗手続き⑤「搭乗ゲートへ」

空港の搭乗ロビー

搭乗券に搭乗口ナンバーがあるのでそこに向かいます。

通常は30分前から搭乗を開始するので、時間に余裕を持って行きましょう。ファーストクラス、ビジネスクラス、妊婦さん、乳幼児連れのご家族、身体に障害のある方は優先搭乗となるので先に機内に入ることができます。

たまに搭乗口の変更アナウンスがあるので、なるべく搭乗口で待つようにしましょう。その時は掲示板にも案内があります。

搭乗手続き⑥「搭乗」

搭乗が開始したら、アナウンスの支持通り優先者から順番に案内があるので、それにしたがって下さい。搭乗券を準備して自分の番がきたらゲートに搭乗券をかざして、いよいよ飛行機に乗ります。

安全な空の旅のために。対策や手順を理解してスムーズな搭乗を!

飛行機という空間の安全のため、テロなどのセキュリティの問題で厳しく海外旅行では搭乗までやることも多いかと思いますが、決まりを知っていれば大丈夫です。

最初のチェックインも人数が多いと一人一人やるので大変ですが、慣れてしまえば簡単なはずです。子連れで少し大変なのがセキュリティチェックですが、出発ではそこまで難しいくはないです。海外の空港ではもうちょっと厳しかったり大変かもしれません。特にアメリカはテロ対策でチェックが強固になっています。

そして一番気をつけたいのが持ち物。乗れなくなるなんてことがないようにパスポートやチケットの控えなどはお忘れなく!空港での管理も重要です。

旅の出発、空港は一番テンション上がります。ですが気を抜けない出国。時間は気をつけつつ、家族で協力しながらスムーズな手続きができるようにしたいですね。そこをクリアしたら楽しい空の旅が待っています。

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